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Dream
旅人にとって、それは旅先を意味するものだろう。
本当の意味での憧れ。一般サラリーマンの僕にとっては遠すぎる場所。
パタゴニア
日本ではそれほど認知されていないが、南米チリとアルゼンチンの南緯40°以南の地方をパタゴニアという。
巨大な氷河、氷河によって削り取られた山々、エメラルドブルーの湖、ペンギン、草花などなどの地球上でも、「最も美しい風景」の数々がそこに存在する。それは僕が愛読するナショナルジオグラフィークでは「目覚めると、窓の外には生涯忘れられない光景が広がっていた」と表現されている。
しかし、パタゴニアとなると日本から30時間以上かけて、チリのサンチャゴorアルゼンチンのブエノスアイレスまで行き、そこから更に約4時間は飛行機に乗らなければならない。しかも、面積は日本の約3倍。それも移動の大半はバスで、僕が行きたい場所を全てピックアップしていくと、相当の時間が費やさねばならない。
一般サラリーマンにとっては、それは夢で終わるはずのものなのだ。
ところが、自体は急展開した。「ついに」というか「ようやく」、僕は結婚することにした。相手も重度の旅行好きで、年に数回はヨーロッパ諸国を旅している。まあ、僕のようなバックパッカーではなく、おしゃれ旅人だが、趣味がある程度共通していることで、結婚式と同等に新婚旅行も重要なファクターになっていた。
そこで、僕はひらめいた。
年末年始の休みを最大限に利用し、それに結婚休暇を利用すれば、長期間の旅行が可能なのだ。そんな二度とないチャンスこそ、夢のパタゴニアへ。
僕は結婚式の日取りを12月22日or23日に設定し、式場を探した。式まで時間もなく、4カ所ぐらいまわって、なんとか23日に式場が空いているホテルを見つけて、押さた。そして、翌日の24日発のパタゴニア旅行の手配をした。
一体、新婚旅行でパタゴニアに行く奴が何人居るだろう?
とにかく、日本中に「新婚旅行はパタゴニア」を流行らせるぜ!
結婚式までは、超ハードなスケジュールだったが、何とか無難にこなし、ついに、感動のパタゴニア新婚旅行が実現する。
Dream comes ture
テーマ曲 「Colors」 宇多田ヒカル
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