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 9.たまには休息 -行くしかないだろVenezuela-
偶にはくつろがなくては.. 翌朝、ボートに乗って、カナイマの町へと戻ってきた。ツアーは午前中で終了なので、そのまま次の目的地サンタエレナに飛ぶこともできるのだが、このままカナイマの町で一泊し、休養をとることにした。これほど素晴らしい景色のところを1泊もせずに飛び去るのは、とてももったいないような気がしたのだ。しかし、ちょっと体調がヘンだった。朝起きたときから、しゃがれ声で、あまり声が出ない。それに少し身体も熱っぽかった。吹き曝しの小屋で寝ていたので、風邪をひいたのかもしれなかった。まあ、休養日だったので、すぐに治るだろう。
 初日に訪れた旅行会社の所有するキャンプハウスに荷物を置いて、水シャワーを浴び、溜まった汗と垢を洗い流す。そして、溜め込んだ衣類も洗濯した。洗濯を終えると、なんだかとっても気持ちがいい。ほんとにスッキリした。それから、昼食を取るために浜辺に向かった。初日にも来た雰囲気のいいカフェでホットドックとサンドイッチを食べた。これがめちゃ美味い。キャベツとソーセージが挟まれただけのホットドックは、今まで食べたホットドックの中で一番の味付けで美味しかった。それからずっと滝を眺めながら、ビーチでダラダラと過ごす。昼寝したり、本を読んだり、水に浸かったり...今までの旅にはない贅沢なくつろぎの時間だった。こんなことも偶には必要だなとつくづく思う。
 晩は、この町唯一の高級レストランで食事をした。バイキング形式のディナーは、肉や魚、フルーツ、ケーキなどいろんなものがあり、必要以上に皿に入れてしまい、食べきることはできなかったが、なかなか満足のいく食事だった。

 翌朝、サンタエレナに向かうため、朝から空港で待っていた。午前10時の出発なのに、全然セスナは現れる気配がない。待てども待てどもやってこないセスナ。
 「なんでこんなにいいかげんやねん!」
 「落ちてん、ちゃうん!」
待ちくたびれた  イラチな大阪人は待つことが苦手だ。どうやら、同じツアーに参加していたポーランド人も僕たちと同じ飛行機に乗るらしかった。彼も呆れていた。結局、僕たちの飛行機がやってきたのは12時過ぎ、パイロットは詫びる気配もなく、ニコリともせず、事務的に僕たちの荷物をセスナに乗せた。
 やっと出発。予想通りの小型セスナはカナイマを飛び立った。こんないい加減なパイロットの操縦で大丈夫なのか。一抹の不安がよぎる。しかし、この不安が間もなく、現実のものとなるのだった。

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