FUNKY MONKEY TRAVELERS ロゴ Serch Sitemap
*  HOME > 旅行記 / PhotoGallery / 壁紙 / about / Blog / リンク / その他
 HOME > 旅行記 > Tokumaru旅行記 / ジンバブエ旅行記 / PhotoGallery / Map & Schedules / Information
 18.Fight Fire with Fire -失われた魂を求めて-
 ビクトリア最終日、午前中にヘリに乗りこみ空中遊覧を。ヘリを待っている間、FunkyMTはカメラの整備に余念がない。一方の俺はビデオを左手にバンダナでくくりつけ(ビデオは右で持つように設計してあるのでこうでもしないと左では持てない)、右手にカメラの二刀流で臨むことにした。
 今までの経験からして、こういった場合どちらかに絞った方がいいということはわかっていた。そして役割と言うものがあるなら、この場合俺はビデオに専念すべきだろう。しかし・・・役割ってなんだ?役割=仕事か?
「これは君の仕事だろ?」
職場でたまに耳にする言葉だ。FUCK!人を歯車チックに捉えたこの言葉が好きじゃない。そして今の俺はサラリーマン・徳丸じゃない!旅人・徳丸はやりたいようにやらせてもらうぜ!
 FIGHT FIRE WITH FIRE<火をもって火と闘う>
 カメラにはカメラだ!
 そんな熱い気持ちを内に秘め、ヘリコプターの搭乗ポイントへ向かった。俺は助手席に乗りこんだ。生まれて初めてのヘリコプター。正直高いところは苦手だ。ヘリがふわっと浮いたときはその不安定さにちょっとビビッた。空中から見るビクトリア・フォールズの眺めは地上からとはまた違った趣がありその雄大さを改めて感じた。巨大な地の裂け目に落ちて行く川の水、そのおびただしい量。よく見ると昨日さんざん苦しめられたRapid#1:BOILING POTも見える。一昨日クルーズした上空も通った。少しでも見落とさないように、撮りもれがないように慌しくビデオ回して、カメラ撮って、自分の目でも見て・・・としてたらあっという間に遊覧時間は終わってしまった。15分コースだからやはり短い。ヘリを降りて、休んでたらFunkyMTが「座った場所が悪くていい写真が撮れなかった」としきりに悔やんでいた。
 かく言う俺もおそらくいい写真はないだろうな、と感じていた。カメラマンたるもの、いい写真を撮ったその瞬間はシャッターを押したその指からなにかしら伝わってくるものがあって「よし、今のはいけた!」とわかるものなのだ。今回は残念ながらそういう感触が無かった。<教訓:二兎を追うもの一兎も得ず。>
 しかし、この時はそんなことはもうどうでもいいや、と思った。なぜなら俺は二つの瞳ではっきり見たのだから、ビクトリアの全貌を!そして脳裏に焼きついたその光景は俺の中で決して色あせることなく残っている。

 ヘリの空中遊覧の後、市内に戻る途中で俺達は車を降りた。ビックツリーという、大きなバオバブの木があり、そこにFunkyMTがどうしても行きたいというからだ。確かにそれなりにデカいがバオバブなんて普通デカいもんだし、なにより「星の王子様」を愛読書とする俺にとってバオバブはマイナスのイメージでしか捉えられない。
 とりあえず記念撮影して帰ろうとしてるところにチャリでカップルが現れた。自転車にはものものしい装備。とてもビクトリア市内でレンタル自転車を借りてきたようには見えない。丁度彼らに「写真撮ってくれない?」と話し掛けられたので聞いてみた。
 「もしかして自転車で旅してるの?」
すると、
 「ええ、モロッコから始まってコートジボアールまで。そこからナイロビへは飛行機を使って、その後は自転車で南下してきてるの。」
 これを聞いて絶句した。なんという壮大な旅。すでに出発して1年近く経っているという。二人は夫婦だったのだが、本当に楽しそうで素晴らしいパートナー同士に見えた。世の中、色々な人がいるものだ。
 ビックツリーを後にして市内に向かって歩いていると何やら人だかりが。なんと野生の象がいたのだ!木をバキバキ倒して葉っぱを食べている。あと5mぐらいのところまで近づいて観察、そして記念写真。サファリで象はいっぱい見たが、こんなところで見るのはまた違った興奮と感動がある。
ビックツリーに立ち寄ったおかげで思わぬ出来事2つに出会った。
 その後市内で食事し、お土産を買って、FunkyMTをそそのかして前日のラフティングのビデオを買わせてビクトリアを後にした。3日間、いろいろあって忘れがたい街であった。
 ハラレ行きの飛行機はビジネスクラス、前の方の席でサービス満点で王様気分。黒嶋さんはワイン、ビール、ウイスキーと飲んでしっかり元を取り返していた。そしてハラレへ。空港に到着して、一番乗りでタラップを降りてやろうと思っていたのだが乗務員に制止された。俺達の前列にふんぞり返った奴らがいたのだが、そいつらの方が先だ、というわけだ。きっとジンバブエの偉いさんなんだろう。せっかく先頭でタラップにでたら意味も無く帽子をとって、手を振って、と有名人気分を味わうつもりでいたのに。とにかく、我々はカリスト氏の待つハラレへと帰ってきた。ここまで来たからにはもう安心、のはずだったのだが・・・
>>NEXT
Copywrite 2000-2006 All rights reserved by Kenichi Yoshida   御感想・リンク依頼等は、メール送信フォームからどうぞ。