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 19.カリスト邸急襲 -失われた魂を求めて-
 ハラレの空港に着いた我々はカリストさんの家に電話した。実はビクトリアからも何回か電話したのだが一向にかからなかった。そして今またつながらない。ジンバブエの電話事情が悪いのか?
 しかし、このまま空港で立ち往生しても仕方ない。幸いFunkyMTがカリスト邸の住所も聞いていたのでいきなり押しかける事にした。万が一、カリストさんがいなくて「あんたたちみたいな見ず知らずの人間を家に入れられないよ」と言われても、庭で寝袋ひいて野宿してやれ!と思っていた。そう、我々はカリスト邸に泊まれなかった場合の代替プラン(おさえのホテル等)を全く考えていなかったのだ。そうして向かったカリスト邸だが、空港でつかまえたタクシーの「運ちゃん」はよく道がわからないみたいで、助手席の俺に“抜け道”みたいな地図を渡して場所を教えろと言う。日本でも地図を見るのが苦手なのに、まさかジンバブエでナビをする破目になろうとは思わなかった。さんざん迷ったがなんとか到着、呼鈴を鳴らすとカリストさんの妹・プリシャス(24)が出てきてくれた。一応俺達が来るかもしれないという話はしてくれてたみたいで「なんで電話しなかったの?」と戸惑いながらも中に向かい入れてくれた。(一応電話したんですけど・・・)
 カリストさんはいなかったが、家族全員で温かくもてなしてくれた。この家族はカリストさん以外みんな女兄弟、プリシャスさんの他にフォーチュン(19)、ラスタ(16)と名前をわすれた6歳ぐらいの子がいた。俺のお気に入りは綺麗なフォーチュン。ラスタも女子高生フリーク(マニアではない)の俺のハートをくすぐったけど。
 ビールにサザ(例の粟みたいなまずいの)をごちそうになってカリストさんの部屋に泊めてもらうことになった。カリスト邸の敷地はでかいけど建物はさほど大きくなく部屋数も少ない。よって1部屋に3人だったのだが、真夜中にカリストさんが帰ってきて、しかもおじさんなる人物も同行。7〜8畳の部屋に5人で泊まることになった。全く身動き取れないスシ詰め状態、このハチャメチャな旅行のラストにふさわしい夜だった。
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