|
ヴィクトリア2日目、朝8時にホテルに迎えのバスがやってきた。今日はザンベジ川 でラフティングをすることになっている。ラフティングは国境を越え、ザンビアにいったん入国し、ザンビア側から出発することになっている。まるで、軍隊の車のような巨大なトラックに乗って、ザンビアに入国した。入国審査はスタンプを押してもらうだけの、とても簡単なものだった。やがて、出発地点に着いた。そこには一人の日本人が居た。彼も我々と同じように、ラフティングの客だと思ったが、話してみると、そこのラフティング会社で半年前から働いているらしい。名前は「タケシ」。年齢は僕と同じ26歳だった。この国で出会った2人目の日本人だった。彼はカヌーで我々のボートをサポートしてくれるらしい。もしもの時は、日本人が助けてくれると思うと少し安心した。
上半身に、ウェットスーツとライフジャケットを着て、ヘルメットをかぶる。これがラフティングスタイルだ。ウェットスーツを着ても、まだまだ気温が低いので、水をかぶると寒そうだ。
しばらくして、一人の白人がラフティングについて説明してくれた。彼の名は忘れたが、あだ名はラッセン。有名な画家ラッセンに似ていると、Maruが名付けた。一通り説明が終わると、誓約書に署名をした。ラフティングは危険なので、死んでも文句を言わないという誓約書に署名させられるのだ。こんな点からも、このラフティングがとても危険なスポーツだということがわかる。
ヴィクトリアフォールズをザンビア側から見て、谷を降りていく、15分ぐらい歩くと、ザンベジ川の岸辺に着く。そこには、右にカーブした川に、多量の水が流れ込み、数個の水の山を創っていた。スキー場のこぶ山のようだ。ここには、ヴィクトリアフォールズの多量の水が流れ込んでいる。河幅は15mほどだ。そんな狭いところに、毎分55万トンの水が流れ込んでいるのだ。その流れは沸騰したお湯のようにボコボコとふいていた。
そして、ここがラフティングのスタート地点となった。案内人は、先ほど説明していたラッセンだった。タケシの話では、彼が一番上手いらしい。ボートに乗り込んだのは、我々3人の他に、カナダ人夫婦2人の計5人だった。カナダ人は、午前中だけの半日コース。僕たちは、一日コースなので、昼からは3人だけだ。ラフティングには、オールを漕いで進む「上級コース」と単にロープにしがみついて、バランスをとるだけの「初級コース」があった。僕としては、最初から「上級コース」を選択したかったが、ゆうさんもいるので、とりあえず午前中は、「初級コース」で慣らし、午後から「上級コース」に変更してもらうことにした。
ゴムボートには、前に2人と後ろに3人と分かれて乗った。船上でも、ラッセンから一通りの講習を受けた。大波を越える場合は、上半身をボートの前に投げ出すようにして、ボートに重心をかけないと、波を越えられないらしい。ボートの周囲に張られているロープを持って、上半身をボートの外へ。これが4パターンある。前方、後方、右舷、左舷と船のバランスに併せて重心をかける。この4パターンをラッセンが大声で指示する。僕とMaruは、初めはできなくて、ラッセンに怒られてしまった。その真剣なラッセンの顔に、少しびっくりしてしまった。
そして、ついに我々6人を乗せたゴムボートが出向した。RAPID #1「THE BOILING POD」沸騰したポットの中へ。
中央にいるのがラッセン
|
|
|